かきフライの魅力にようやく世界が気付き始めたな

この度、石川県能登地方で発生した令和6年能登半島地震で被災された全ての地域の皆さまに心よりお見舞い申し上げます。

■「2024年に行くべき52カ所」


山口県関連の大きなニュースが年始から入ってきました。
米紙ニューヨーク・タイムズが「2024年に行くべき52カ所」を発表し3番目に山口市が取り上げられ紹介されました。
山口県の村岡嗣政知事は「山口の魅力にようやく世界が気付き始めたな」と話しました。
今年は山口市の観光が大ブレークすること間違いないでしょう。


弊社の所在地山口県周南市も魅力ある観光が出来ます。

(山口県周南市観光情報サイト)
https://www.city.shunan.lg.jp/site/kanko/

カン喜の周辺観光地は?
周南市の西部に位置しており、防長三名湯として知られる湯野温泉は
県内屈指の泉質を誇る健康・美肌の湯として、多くの人に親しまれています。
また国道2号線沿いには道の駅ソレーネ周南があり、地元でとれた新鮮な野菜や魚などを買い求める人でにぎわっています。


(引用:山口県周南市観光情報サイト)
https://www.city.shunan.lg.jp/site/kanko/58426.html

ソレーネ周南では弊社専用冷凍ショーケースを設置していただき、かきフライ、かきグラタンなど、その時々でお得に買える製品を販売しております。
https://www.solene.jp/

 


弊社周南市戸田の工場では24時間「ど冷えもん」にて冷凍商品を販売しております。
在庫情報はアプリにて確認が可能です。どなたでもご購入いただけます。

ど冷えもんGO
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現在は弊社冷凍製品のその時時でオトク製品の販売と仕入れ商品の「ヌードルツアーズのみそらーめん」(2024年1月22日現在)も販売しています。

■氷の神様


奈良県の天理市に、創建1600年以上の古い歴史を持つ氷の神様を祀る神社があります。
日本には氷の神様がいるのをご存知ですか?

「氷室神社」
奈良県東部山間地の氷室(氷の貯蔵庫)で保存してあった氷を仁徳天皇に献上することとなり、その氷室を守り氷の神を祀る神社として創建されたようです。
現在は『製氷販売業、冷蔵・冷凍業の守護神』と言われ、製氷業を営む方が氷を奉納しているようです。

「氷室神社」は闘鶏稲置大山主命(つげいなぎおおやまぬしのみこと)・大鷦鷯命(おおささぎのみこと)・額田大中彦命(ぬかたのおおなかつひこのみこと)が祭神となっています。


気になるご利益は・・・
縁結び以外にも、厄除け、商売繁盛、合格祈願、病気平癒などご利益はさまざま。

夏季限定(6月15日~9月15日)ですが、氷室神社ではかき氷を神様にお供えして参拝する『かき氷献氷』ができ心中のわだかまりが解けるような気持ちになれるようです。

氷室神社で人気なのは『氷みくじ』
社務所でおみくじを買いますが、紙には何も書いてありません。

氷室神社HPによると
氷の上におみくじを載せると文字が浮かび上がります。
持ち帰っても問題ございませんとの事ですので記念に持ち帰ってもいいですね。

今年1年間冷凍関連の事故がないように、私も近くに行く際に参拝に訪れたいと思います。

皆様初詣は行きましたでしょうか。私は元日に周南市の遠石八幡宮を参拝しました。

2024年1月1日 遠石八幡宮(山口県周南市)

■継続した取り組みのご紹介「EU-HACCPへの挑戦」


HACCP(ハサップ)は、Hazard(危害)Analysis(分析)& Critical(重要)Control(管理・制御)Point(点)の頭文字をとった言葉で、食品の安全を確保するための衛生管理手法です。
安全を阻害する要因を特定し、原材料の入荷から製造・出荷の各工程の中で、危害の防止につながるポイントを継続的に管理して食品の安全を確保する方法です。

ちなみに、FSSC22000は、Food Safety System Certification 22000、ISO22000は「国際標準化機構(ISO:International Organization for Standardization)」によって定められた「食品安全に関する国際規格」

日本は2021年6月から原則としてすべての食品関連事業者に、HACCPに沿った衛生管理が義務化されました。

HACCPはNASAが人類初の月面探査「アポロ計画」を進めるにあたり、宇宙飛行士たちの「食の安全」に万全を期すため開発・採用され初めて発表されたのが1971年。
その後、国連のFAO(国連食糧農業機関)とWHO(世界保健機関)により設立されたコーデックス委員会から、食品衛生の一般原則として発表されて国際的に普及しました。

もし宇宙空間で食中毒になったら・・・、持参している食品が腐敗していたら・・・。そう考えると確かに恐ろしいですね。食品事業者に厳格な管理を求める理由も頷けます。

HACCP前の食品衛生管理は、最終製品からサンプルを抜き取って衛生検査などを行い、基準を満たしていれば当該ロットの製品を合格と判断する「抜き取り検査」が主流でした。

しかし、「抜き取り検査」には不備があります。
・全ての製品の品質を保証するものではない(不良製品を見逃す可能性がある)
・問題発生時に当該ロットの製品を全て廃棄しなければならない
・問題の原因が特定しにくく、改善、防止策を講じるのに時間を要する

HACCPの説明はこれくらいにして本題に入ります。

 

■EU-HACCP取得の必要性


日本産水産物の輸入全面停止(中国)
中国が日本産水産物の輸入を2023年8月24日から全面停止しました。
水産業以外の方もニュースなどでこの情報を目にした方は多いのではないでしょうか。

世界最大の水産物の輸入市場であるEUは8月に、福島第一原発事故後に導入した日本食品に対する輸入規制を撤廃(イギリスは6月にすでに規制を撤廃)しました。

「それならば他の国やEU向けに輸出すれば解決」と思う方も多いでしょう。
そう簡単にいかない現状があります。

他の国販売しようにも、それぞれの国で規制が違ったり、規制そのものが頻繁に変更されたり、施設登録が必要であったり、すぐに販売開始というわけにはいかないものです。

JETROのビジネス短信によると、2023年日本の上半期(1~6月)の農林水産物・食品輸出額は7,144億円に拡大。輸出額上位3カ国・地域は、1位は中国(1,394億円、前年同期比16.2%増)、2位は香港(1,154億円、25.8%増)、3位は米国(964億円、7.9%減)だった。
輸出額上位3品目は、1位はアルコール飲料(701億円、前年同期比1.2%増)、2位はホタテ貝(383億円、1.1%減)、3位は清涼飲料水(273億円、23.5%増)でした。

ほたての輸出額を見ると、牡蠣業界も産地との連携など様々な課題はありますが輸出を増やす余地はありそうな気もします。

EU向けに売るのは難しい?


日本の水産物の輸入基準はEUに比べ緩くEU側の施設に条件を課していません。
逆にEU側からは漁業者、養殖、加工業者、流通業者などにも条件を課しています。

水産加工業等における対EU・対米輸出認定施設数の推移(出所)水産白書によると
EU向けは2005年度17件2022年度110件に対し、アメリカ向けは2005年度192件、2022年度569件となっています。EUの認可のほうが厳しい現状が伺えます。

簡潔にまとめると
・日本の設備が古い。
 EU基準を満たすためには、建物ごと建て替える、改築が必要など要求されることがある。
改修に何億円もかかったという話も聞いたことがあります。

・将来性、持続可能性
 魚介類の水揚げの減少。弊社の「牡蠣」のみだけではなく、ほとんど全ての魚種において減少しているという話も聞きます。市場関係者からも魚介類の減少の話題は多いです。

EUは特に流通業や外食産業といった販売先が、持続性がない水産物を受け入れない傾向が
あります。製品を売るだけではなく、水産業全体を守り持続させる仕組み、取り組みが必要です。

EU向けに輸出を行うには規制もありますが、アジア向け輸出以上にコストが掛かります。
コンテナの費用も香港、台湾向けのようなアジア近隣国以上の負担となります。当然その分販売価格が上がっていきます。

EUの各国は当然水産物が多く水揚げされますが、消費は日本ほどではない国が多いようです。牡蠣は世界中多くの国々で食べられていますが、小ぶりな生食用の牡蠣が主流です。
生食で美味しい牡蠣をなぜ日本人は揚げて食べるのか?と不思議がられることもあります。

ある国の展示会に参加したときの試食では、品質の落ちた牡蠣をフライにしているでしょと直接言われたことがありますが、その方は今ではコンテナ単位でかきフライを購入していただく弊社の中でも大口の海外顧客となりました。
試食してもらい説明して新鮮な牡蠣を使用していると納得してもらいました。品質は一度食べたら分かります。日本は冷凍に回せるくらいの良い牡蠣が沢山あります。

かきフライは我々日本人には馴染の商品で、主に冬の定番商品としてスーパー惣菜、飲食チェーンなどでも大々的にセールスされています。
外国人の皆様には個性的に映るようでここに勝機ありと考えています。

さて、EUの海は何色でしょうか。カン喜のEU進出を応援して下さい。

株式会社カン喜は、2020年3月23日持続可能な開発目標SDG’s(Sustainable Development Goals)を宣言しました。

弊社が輸出を目指したのは?

人口減少に歯止めがかからず魚介類のみならず全ての食品の国内消費が減少していく未来が推測され、国内で価格の据え置きや値下げ合戦が続く値上げは悪という現状を避けるため、新たな販路として海外販売に挑戦を決意したからです。

海外輸出は2010年香港への殻付かきグラタン輸出から始まります。
国際的な認証として、ISO22000(2013年)、FSSC22000(2022年)を認証取得してきましたが、本認証だけでは欧州連合(EU)への輸出は叶いません。
EUへ出荷する為には、EU-HACCP取得が絶対条件となります。

ヨーロッパに日本のカン喜の「かきフライ」を知ってもらう為にこのEU-HACCPの壁を超えなくてはなりません。
農林水産省による認定を取得する場合、スクリーニング機関の書類のチェック、現地調査、EUの出荷基準に求められる要件を満たすための工場設備の指摘、及び改修、改築を経て、農林水産省の書類審査、現地調査、認可に至ります。

取得に向けたコンサルタントとの打ち合わせがこの1月から始まります。
書類の準備等進めていますが、不足部分の確認などが主になると思います。
無事取得できるように関係者一同力を合わせて行きます。

中国四国農政局
株式会社カン喜(山口県)「冷凍かき・かきフライを世界の食卓へ輸出」

今年も安心安全な製品を安定的に供給するべく、従業員、設備、製品の事故が無く1年間を過ごせるように願います。
弊社も「(カン喜の)かきフライの魅力にようやく世界が気付き始めたな」と言えるように精進してまいります。

株式会社カン喜 工場長 荒木 純哉