みんな困るよ「値上げラッシュ」と「国際海上輸送の大混乱」

値上げ注意報発令中!?

工場長の荒木です。報道でも食品関係の値上げが度々報道されるなど今年は値上げの春になりそうな気配。
今年の仕事初めから新年の挨拶とともに値上げをやんわりと伝える営業担当者様が増えています。
(・・・・というか皆「食材等の値上げ」の話題です。)
値上げ品目が多すぎて、各製造メーカーへの案内が間に合わない・・・・という話も聞きました。

食品が値上がりするの?

その一因はコンテナ不足等に起因するサプライチェーン、物流の混乱。

えっ?コンテナって不足してたの?何で?食品とどんな関係が?
コンビニの無人化よりも先に、最寄り駅改札が無人化されている
KANKIさんとコンテナ関係あるの?

弊社発の台湾向けのカキフライを満載したコンテナも、
2021年12月28日門司港を出航。

・・・・のはずが、2回の遅延で2022年1月9日が出港の予定となっています。

もしかしたらもう少し遅れるかも・・・と船会社から連絡が来るかもしれませんが
台湾の方々に弊社自慢のカキフライを召し上がっていただきたい。
台湾の旧正月前には食卓に届くことを期待しておりますがどうなることやら。

コンテナいっぱいのカキフライを詰めて出航待ち。
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コンテナ不足のなぜ?

輸出をするためのコンテナを運ぶ船はリーマンショックによる需要減退で
供給過多になりました。そのため船会社などはコンテナを運ぶための船の数を調整していました。
また輸送に関わる港湾・鉄道・トラック等の労働者のコロナ感染者増による労働力不足
による貨物滞留や空コンテナの内陸停滞が起こりました。

その結果何が起こったの?

  1. 「原材料等の調達」の遅れ
  2. 「出荷」の遅れ
  3. 「販売」の遅れ

弊社からカキフライを満載して年末に出ていったコンテナも遅れてますからね。
北米向けのコンテナは2ヶ月も遅れているという話もあるので
先週作ったカキフライが北米に届くのは、日本で桜の咲く頃になるでしょう。

コロナ禍での国際物流混乱

2020年

  1. コロナ禍の感染拡大による各都市の「ロックダウン等」、「需要ダウン」が拡大
  2. 「巣ごもり需要」という「需要変化」が発生
  3. 「ロックダウン解除等」による「需要アップ」
  4. 「巣ごもり需要」の「逆転変化、需要の急拡大」により供給が追い付かない

2021年

  1. 感染状況も一進一退を繰り返し
  2. 航空機利用者数や外食予約数が伸び悩み
  3. 変異株の感染拡大

ちょっと一息。牡蠣初め(かきぞめ)しませんか?

ここで少し休憩。

ところで皆様今年に入ってもう「牡蠣」は食べられましたか?
まだの方はこちらから弊社の「牡蠣製品」をご購入いただけます。

まだまだ寒い日が続きますので、牡蠣初め(かきぞめ)には弊社人気3商品をおすすめします。

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・シンプルが一番、焼く、蒸す、炊き込む。アレンジ自在
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・やっぱり定番、凍ったまま揚げるだけ
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「米国のインフレ」の影響?

原油高に伴う各種製品の値上げは報道等でご承知の通りですが、
最も注目されるのが世界経済に影響力を与える「米国のインフレ」。

米国は世界最大の消費国であり、日本の最大の輸出先。

インフレの原因と言われているのが生産コストの上昇、

つまり原材料や資源価格の上昇により起こる資源インフレの「コストプッシュインフレ」

企業は製品を値上げするという負のスパイラルに入る可能性大
不景気なのに物価上昇が続き景気停滞に陥る可能性もあり

コンテナ不足による国際物流の混乱は世界経済情勢に関わる
大問題と言っても過言ではありません。

日本は諸外国に比べて依然として自給率が低いです。
例えば、穀物自給率は2018年農林水産省調査で28%

国際物流の停滞は、自給率の低い日本にとって今後更に経済活動、
日常の生活にも響いてくるのではないかと予測されます。

2022年は世界中でコロナ禍による影響が無くなり、経済も回復して
皆様にとってより良い1年になることを願っています。