混沌を生き抜く時代へ。サバイバルを愉しもう

あけましておめでとうございます。2026年、令和8年がスタートしました。
年明け早々、世の中は相変わらず慌ただしく、先行きがクリアとは言えない状況が続いていますが、それでも新しい年の始まりには、やはり少し背筋が伸び、前向きな気持ちになりますね。

食品業界、そして我々が主業とする牡蠣を取り巻く環境も、決して楽なものではありません。資源問題、気候変動、コスト高、国際情勢——どれを取っても「これまで通り」が通用しにくい時代です。ですが私たちは、この状況を悲観するのではなく、変化を前提にサバイバルを愉しむ、そんなスタンスで今年を迎えています。

 

2025年は、正直に言ってかなりタフな一年でした。原料調達、価格、人材、需給バランス。簡単な選択肢は一つもありませんでしたが、その分、現場で考え、工夫し、やり切ってきた経験は、確実に私たちの力、資産になっています。困った分だけ、強くなった。これは間違いありません。

実は昨年、当社の事業の礎でもある障害者雇用を営利事業として、社会的認知を得るまでに育て上げてきた創業者が他界しました。
彼は、障害の有無に関わらず、人は皆、価値を生み出す存在だと信じていました。だからこそ、私たちは社内で障害のある仲間を「正育者」と呼び、共に働き、共に成果を出す道を選んできました。これは特別な奇跡ではなく、「人の可能性を本気で信じ、事業として磨き続ければ、ちゃんと社会に届く」という一つの証明だと思っています。

創業者は亡くなりましたが、その想いが消え去ったわけではありません。私は今、その想いを次の世代へ手渡す語り部としての役割を担っています。理念を語り、行動で示し、事業として結果を出し続ける。その積み重ねこそが、最大の供養であり、未来への責任だと考えています。

私たちカン喜のミッションは“正育者”と“殻”という資産を誰よりも深く理解し、価値を磨き続けることです。その挑戦を、今年も止めるつもりはありません。

混沌とした時代だからこそ、面白い。変化を恐れず、知恵を出し合い、関係者の皆さまと共に、この時代をしなやかに生き抜いていきたいと思います。

多様化=カン喜。“みんなちがって、みんないい” 山口県が生んだ詩人作家 金子みすゞの唄を口ずさみつつ、今年も頑張ってまいります。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。
皆さまにとって、2026年が前向きで実り多き一年になりますように。

PS)

昨年に続きスタートは東大阪花園ラグビー場から。

One for All, All for One これも心に刻みつけて

 

令和8年1月5日

株式会社 カン喜 代表取締役  上坂 陽太郎