瀬戸内海で何が起こっているのか

2026年を迎え1月も早くも折り返し、半月がたちました。
2024年1月「かきフライの魅力にようやく世界が気付き始めたな」以来の
年初の登場となりました。
工場長の荒木です。皆様いかがお過ごしでしょうか。

今回は皆様の気になっているかもしれない話題をピックアップしました。

瀬戸内海で何が起こっているのか

年末年始には一般のニュースでも、「前例のない」「激甚災害級の」「極めて異例」など
かきの大量死について報道され、取引先を始め、資材業者、副材料納入業者、工事業者に至るまで皆異口同音に「かき大丈夫ですか?」というのがあいさつ代わりになっております。

水産庁の資料によると、水揚げに対する死滅割合は、
兵庫県 およそ5~8割
岡山県 1割弱~7割
広島県 (広島県南部、県中東部)6~9割
香川県 およそ5~9割
愛媛県 一部海域で5~9割

昨年の暑さは様々な報道でもあるように、弊社の主力商品「かき」にも影響し、
瀬戸内海沿岸でかつてない規模の”前例のない”かきの大量死 が起きています。

広島、岡山、兵庫、全国生産量の8割を占める地域に影響があり
危機感が広がっています。

広島県HP( 農林水産局水産課)より一部抜粋
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県中東部地区におけるへい死の主な原因については、
高水温と高塩分環境に同時に曝されたことによる生理障害と推定しているが、
県西部地区におけるへい死の原因については、
高水温に加えて貧酸素が影響していると推察しており、更なる検証が必要である。
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「高水温」×「高塩分」×「貧酸素」

様々な情報をまとめると、主に以下のような意見があるようです。

・記録的猛暑
・雨が少なかった
・一部の海域で海水温の上昇(平年より約2℃~3℃高い)
・塩分濃度が高くなった状況が長期間続いた
・酸素濃度の低い海水の層ができ、カキが酸欠状態に

特に広島県中部、東部地域は大きな川の少ないエリアで
本州、四国、九州に囲まれた閉鎖海域である瀬戸内海の環境も
影響している可能性があるようです。

問題は今後も影響が出そうで、来シーズン出荷予定の若い牡蠣も
一部死んでいるという情報もあり、影響が長引く可能性も出てきました。

25年12月には鈴木農林水産大臣が広島県を、
26年1月には水産庁の藤田長官が香川県、岡山県の現地視察を行いました。

自然は、気候は、海は忖度してくれません。
早急な原因解明と気候変動を前提にした対策を検討いただきたいものです。

気象庁によると、昨年夏の平均気温は、例年よりも約2.4度高く、
1898年調査開始以来一番高かったと発表しました。

「牡蠣殻」×「冷凍かき」=「冷凍殻付かき」

弊社では20年以上に渡り、殻付かきグラタンの製造、販売をしております。
この製品にする、牡蠣殻を国内主要産地はもちろんのこと
一部海外からも(殻のみ)輸入しております。
器用の牡蠣殻は集めようと思ってもすぐに集まるものではありません。

数百枚単位であればすぐに集まるかもしれませんが、
弊社では1日多い日で1万5千枚の牡蠣殻をグラタン製品などに使用します。

週5日×4週製造すると、ひと月で約30万枚以上の牡蠣殻が必要になります。
これは20フィートコンテナ約1.3本分の積載量となります。

 ※牡蠣殻搬入のトラック

今冬は生かきの出荷を制限したり、停止した生産者もありスーパーでは
販売を中止したところも多くあると聞きます。
最近徐々に増えているのは、「殻付かき」の引き合いです。

弊社では普段殻付かきの取り扱いをしておりませんが
弊社の強みである「牡蠣殻」と「冷凍かき」を
組み合わせた殻付かき(ハーフシェル)の販売も可能です。
もちろん、殻のみの販売も出来ます。

ご興味のある方は、カン喜営業部までお問い合わせください。

第60回スーパーマーケット・トレードショー2026

今年は2月にスーパーマーケットトレードショーに出展をいたします。
新商品も提案を行いますので、牡蠣製品を始め新商品の一部を紹介をさせていただきます。

・ほうれん草としめじのキッシュ風グラタン

パイ生地で作った器でキッシュ風のグラタンを作りました。

キッシュとは?・・・・・・・・・・・・・・・・
フランスのアルザス=ロレーヌ地方発祥の家庭料理。
卵や生クリーム(もしくは牛乳)、チーズ、ベーコン、野菜などを
混ぜ合わせた卵液(アパレイユ)を作り、
それをパイ生地やタルト生地の中に流し入れてオーブンで焼いたものです。

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弊社のグラタンをベースにキッシュ風の味付けを行いました。

・昆布とかつお合わせ出汁 国産あじフライ

北海道産の利尻昆布からじっくりと抽出しただしを使用しました。
昆布とかつおのハーモニーがあじフライの味を引き立てます。

国産の真アジを使用して、かきフライの熟練スタッフで
丁寧にパン粉付けを行いました。
衣までおいしいアジフライをご賞味ください。

第60回スーパーマーケット・トレードショー2026
開催期間:2026年2月18日(水)~2026年2月20日(金)(業界関係者のみ)
開催時間:10:00~17:00(最終日は16:00まで)
対象者/入場料 関係者 招待制
会場  :幕張メッセ
ブース番号:10-208(山口県ブース内)

 

25年は、主催者発表で3日間合計で77,305名の来場があった
食の一大イベントで新製品のお披露目が今から楽しみです。

 

株式会社カン喜 荒木

※瀬戸内海のイメージ画像はAIを使用して生成しました。