ハッキシ言って“あたりません”。なぜなら、シンガポール産の牡蠣は無いからです。なんじゃそりゃ。すいません、それでは話になりませんよね。
確かにローカルの牡蠣は無いですが、政府による厳しい輸入検査体制ゆえ、シンガポールで食べる牡蠣は“あたらん”のです…と言われております。
加えて、株式、不動産を売却して利益が出ても非課税!なんですよ。この国は!日本では20-40%(住民税含む)の税金払わんといけません。しかしながら、国土が狭く(実際、東京都23区くらいの国土面積しかおまへん。日本で三番目に小さい東京都より狭いんです)、そこに約600万人がひしめき合っているわけです。
ゆえ、国内に自ら全国民の胃袋を満足させる食料を創り出すスペースは殆どなく、その大半は外国からの輸入に頼ざらるを得ないのです。主は隣国マレーシアから輸入される肉、魚、野菜ですが、これらは日常食向けで、少しリッチなディナーを愉しむ場合は欧州、日本等からの食材を消費するようですね。牡蠣もその多くは日本、フランス等から輸入されてます。贅沢品の一種ですね。
因みにシンガポールは“水”もマレーシアの水瓶に頼ってます。生命にとって根源的なものをグリップされているわけですね。元はマレーシアの一部。収入が同国のそれに比べて5倍になったからと言って、“上から目線”ではいけません。この事実を知ったとき、京都の人間が隣の滋賀県人に対して、“上からモノ言う”態度をとれば、同県人より“琵琶湖の水止めたろか”と脅されたことを思い出しました。
さて、“あたらん”牡蠣の真実はその厳しい検査方法より窺えます。ここから、少し専門性の高い話で恐縮、私も詳しいことは解ってないんですけどね。深入りしませんのでご安心ください。
ノロウィルス検査法
・日本:リアルタイムPCR法(ググりました)
リアルタイムPCR法とは、PCRの増幅量をリアルタイムでモニターし解析する方法であり、電気泳動が不要で迅速性と定量性に優れています…もうやめましょう。皆さんもご存知のPCR法ですね。国民の間でここ数年、本当に馴染んできた語です。別種のウィルスのおかげで。
・シンガポール:ワンステップ・リアルタイム PCR 法(Alsoググり)
詳説は避けますが(そもそも解ってないので)、何やら日本の検査法よりもワンステップという言葉が前についただけで、より確度の高いウィルス検知が可能になるようです。
日本ではこの検査に使用する機器等が流通していないなどの課題があったことより、日本では出航前に陰性結果だったのに、シンガポールで抜き打ち(アチャー)検査で陽性となり、製品がシップバック(つまり返品)、時には最悪廃棄されてしまいます。
そんな抜き打ち卑怯な検査も何のその。我が生食用牡蠣は養殖段階から出荷までワンステップどころかサードステップレベルで安全性を確保しているのです。
先ず、略ノロウイルスが発生しない清浄海域での養殖、次に紫外線殺菌処理を施した海水を使った畜養、そして、牡蠣自身は言うまでもなく、その畜養に使用した海水をもノロウイルス検査を行い、陰性結果が出た場合のみ、後の急速凍結工程(鮮度確保)に進んでいくのです。
この類稀なる武器を手に行って参りました、先月バブリー・シンガポールへ。2020年2月当地でも新型コロナウィルスが蔓延し始めた以来、二年八カ月振りですわ。相変わらず暑い。
某イベント参加の序に知人の紹介で商談したのですよ。強面の“ガッツリ儲けてます”感ありありの華僑氏と対峙したのでした。規制の厳しさもあり、受注の期待など欠片もなかったのですが、軽くふった所、猫のマタタビに対する反応様に即買いのシグナル。当社にある在庫全部持って来おおおおお~いでしたが、カン喜グループ製品をご愛顧されている消費者のために幾分残しておかねば…
しかし、その押しがえげつなく、最後はぺんぺん草を残しほぼ根こそぎ持っていかれました…製品は12月初旬に同国へ出荷予定です。
そのぺんぺん草ですが、約400パック(8個入/パック)残。もうネットでしか買えません。
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最後はえぐい争奪戦を予想します。けんみんショウの山口県民の餅まきのように。四本を“よんぼん”と読むこの県民は餅まきイベントと聞けば、何処からともなく現れ(そのイベントには全く関係なくても)、いざ餅まきが始まると当に阿鼻叫喚、餅をめぐり若者が老人にタックルを仕掛けるのは当たり前、その逆もあり。老若男女が入り乱れるその様は正視に耐えません。
今回はネット販売なので、傷害沙汰にはならないと思いますが、SNS炎上等はなきようご良心ある皆さんには切にお願い申し上げる次第です。
最後はシンガポールに行ったときに撮る定番写真で…さようなら
上坂
*先日髪をド黒く染めました。鈴鹿のカズにように70歳までピッチに立ち続けます。