新年あけましておめでとうございます。(株)カン喜の上坂です。本年も倍旧のご愛顧をお願い申し上げます。
この2025年は私の人生における二回目の大阪万博が行われます。とは言え、一回目の記憶は全くありません。当時未園児でしたから。
会場はユニバーサルスタジオのある大阪港周辺の広大なエリア。予算の見積もりが当初と乖離、参加予定国が相次ぎ出展をキャンセル云々…東京オリンピックの既視感がありましたが、半世紀以上振りの国際イベントに地元はチケットが高すぎて、誰が観にいくかと盛り上がりに欠いてます。実際、始まれば違ってくるんでしょうけども。一回目(1970年)とは違い、昨今のインバウンドによる観光客増とのシナジーで大阪は滅茶苦茶混雑しそうです。なので、余程の事情がない限り私も行くつもりはありません。すいません。
さて、今年当社は未曽有のステージに足を踏み出します。”なんや、大げさに”と仰る貴兄にはわからない、この不安、ワクワク感…興奮の一年になりそうです。
入社四半世紀を過ぎ、ようやく、小さな池から湖、いや大海へ向け船を漕ぎだしました。
もはや、従前の糧である池の中の流儀は通用しません。以前とは比べ物にならない大きなリスクをはらみますが、他方、大きな成長も見込めます。ここ数年は体が年々縮んできていたので、成長代は非常に大きいでしょう。企業は現状維持では衰退していきます。成長し続けなければ、存続はおろか、従業員もハッピーになれません。
勿体付けましたが、要は新しい製品を世に送り出すというものです。”なんや、そんなことかいな”と嘲笑される貴兄にひとこと、これは”脱・かき宣言”なのです。
生かさず殺さずのスマイルカーブ(ググってください)下部からの脱却を図り、”川上”、”川下”近くにポジションを取らねば、座して死を待つのみ。突き抜けた製品により市場に無理やりにでも首を突っ込んでいかなければなりません。
なんとも大げさですね。しかし、そのことに最早若くない我が従業員が部署を超えワンチームとなって、必死の形相で取り組む姿を見れば、それはそれは感動モノです。そこに利他の精神が宿っているからでしょう。おそらく。
新製品の製造は仕事始めである1/6からスタートしておりますが、作業後は担当責任者(現場も事務所)が一堂に会し、本日の課題抽出、明日の改善ミーティングを行います。
そこには利害を超え気恥ずかしながらもお互いをフォローしあう。なんとも美しい光景が広がります。 いくつになっても、”気づき”、”学び”、それと”感動”は必要ですね。人生の”水”みたいなものです。私の周りはゴール前テープが眼前に広がっていく世代ですが、やすらげるような暇などありません。このよう場において頂けること”神に感謝”します(泣きそうです。ホンマ)。
新事業に産みの苦しみはつきものです。年初はこれに耐え、今年の最後は従業員全員が次の新しいステージへの準備に取り掛かっているというのが理想ですね。期待しております。
最後に私事ですが、今年の元旦は人生初の全国高校ラグビー観戦でした。このVUCA(ググってください)複雑、予見が難しい時代を生き抜くには、結局は、単純に一人は組織のため、組織は一人のためにタスクを全うすることが大事なのだと思います。それを想起させてくれたゲームを年の初めに観れたのは非常にラッキーでした。
勇気と活力をありがとう!H徳学園フィフティーン
本年も何卒宜しくお願い致します。