ベトナム産カキ殻

暑さ寒さも彼岸までといいますが、

朝晩だいぶ涼しくなり、秋の風を感じられるようになりました。

 

我が家のイチョウの木は、今年もたくさんの銀杏の実を落としています。

 

 

 

 

 

 

 

私は、弊社に入って、二年が経ちました。

前職では長年品質管理の仕事をしており、

その経験が、ここでも微力ながら活かせればと入社いたしました。

前職の経験が活かせることもあれば、新しいこともたくさんあり、刺激のある毎日を過ごしております。

 

さて、今回は弊社の最近の悩みを少し聞いていただきたいと思います。

弊社の看板商品といえばカキ殻に入った牡蠣グラタンです。

 

しかし、今この牡蠣グラピンチを迎えているのです!

このカキ殻は、従来国内産(三重・四国・岡山・広島)を使用して参りました。

 

しかし、国内産の牡蠣の不漁により、今まで希望していたものの入手が困難になってしまったのです。

そこで、国内産のカキ殻と同じ品質を保ち、かつ、安定して入手できるもの海外のものを手配することを余儀なくされました。

 

しかし、その品質と量が保証される輸入先を見つけることに、弊社は今、非常に頭を悩ませているのです。

 

はじめに検討して輸入したものは、規格よりも大きいものが多く、手直しが必要でした。

そこで、今回たくさんの打ち合わせを重ねたうえで新しい輸入先を決定し、

その材料が届いたのですが、

大きさはバラバラ。梱包は雑。殻も汚れている…。

使えたものではありません…。

 

 

 

 

 

 

弊社は、障がい者の方もたくさん働いています。

その方々は、ひとつの仕事をご自分のものにされるまでに、

時間をかけて一生懸命慣れていかれます。

同じ環境で、同じ品質のものを扱うからこそ、身に着けたスキルを活かしながら、

製造の大事な一部分を担ってくださるのです。

 

突然そんな悪い状態のカキ殻が届いて、突然の選別、成形、今まで以上の洗浄作業。

 

こうして、かけなくてもいい負担をかけるなんて、あってはいけません!

しかし、品質は何が何でも保たなければなりません!

 

皆様には、心を込めて安心の製品をお届けいたします!

 

こうした弊社のカキ殻との戦いはしばらく続きそうです…。

そのために、日々みんなで右往左往(笑)

末廣