牡蠣を美味しく調理する方法!火の通りや茹でる時間、おいしい焼き方

加熱用の牡蠣ですが、調理方法を少し工夫することでさらに美味しくすることができます。こちらのページでは、牡蠣を美味しく調理する方法についてご紹介します。

牡蠣を美味しく調理したいならまずは下処理が重要!

新鮮な牡蠣でも、牡蠣特有の臭みがあります。

好きな方もいらっしゃるかもしれませんが、臭みが苦手な方もいらっしゃると思いますので、牡蠣を美味しく食べるにはまずは、下処理をしましょう。

牡蠣を下処理する際に用意するもの

  • 大根おろし 適量
  • ザル/ボウル

牡蠣を下処理する手順

  1. 大きめのボウルに牡蠣のむき身を入れる
  2. 大根おろしをおろした時に出る水分ごと加え、身をつぶさないように優しくもみ洗いをする
  3. 大根おろしに汚れが吸着し、黒っぽくなることを確認する
  4. 汚れが出たら、水洗いする。ゴシゴシするのではなく傷つけないように優しく洗う
  5. ザルにあげ、水分を切り、キッチンペーパーで水気をよくふき取る

大根おろしではなく片栗粉を使い、同じ手順で下処理できます。

ただし、大根おろしに含まれる酵素が、臭みとりや汚れとりに効くため、

  • 手軽さを求める人:片栗粉を使った下処理
  • 臭みをできるだけとりたい人:大根おろしで下処理

を行いましょう。

自宅で焼き牡蠣を美味しく調理するポイント

牡蠣を焼いて食べる場合に気を付けたいことは、焼き縮みです。

牡蠣の水分が抜けて、うまみが逃げてしまいます。

野菜などと一緒に炒める場合は、牡蠣のうまみは吸ってくれますが、牡蠣自体のおいしさが半減してしまいます。

とても簡単な一手間を加えるだけで、焼き縮みを防ぐことができます。

焼く前に、前述の下処理を行った牡蠣に、うすく片栗粉をまぶすだけでOKです。

この工程を挟むだけで、牡蠣を炒めても水分が流れず、うまみも逃げないので、牡蠣自体がおいしくいただけます。

牡蠣特有の臭みが苦手な場合、にんにくと一緒に炒めたり、レモンをしぼって食べたりすると、臭みが消えて、より一層おいしくいただけますよ。

焼き牡蠣を調理する際に火の通りをチェックする方法

牡蠣をフライパンで炒める場合の目安は、表裏、中火で5分ずつ、計10分間です。

しっかりと焼き目がついて、表面に弾力が出てくればOKです。

中まで火が通っているか気になる場合は、牡蠣にフォークを刺し、刺したところが熱々になっているか確かめてみましょう。

焼き牡蠣のおすすめレシピ①:牡蠣のバター醤油焼き

【材料2人分】

  • 牡蠣(むき身)             10個
  • 塩・こしょう 適量
  • 小麦粉                      大さじ2
  • バター                       10g
  • しょうゆ                     大さじ1/2
  • みりん                       大さじ1/2

調理の工程はこちらです。

  1. 牡蠣の下処理を前述の方法で行う。
  2. 牡蠣に塩・こしょうで下味をつけ、小麦粉をまぶす。
  3. フライパンにバターを熱し、牡蠣を焼く。焼き色がついたらひっくり返して反対側も焼く。
  4. 牡蠣に火が通ったら、しょうゆ・みりんを加えて全体に絡める。

是非お試しください。

焼き牡蠣のおすすめレシピ②:牡蠣とほうれん草のオイスターソース炒め

【材料2人分】

  • 牡蠣(むき身)          8個
  • 片栗粉                      適量
  • ほうれん草 1株
  • オイスターソース        大さじ2
  • 酒                             大さじ1
  • ごま油                       大さじ1

調理の工程はこちらです。

  1. 牡蠣の下処理を前述の方法で行う。
  2. 牡蠣に片栗粉をまぶしておく。ほうれん草は5㎝幅に切る。
  3. フライパンにごま油を熱し、牡蠣を入れて、両面焼き色がつくまで炒める。
  4. ほうれん草を加え、オイスターソース・酒で味付けし、全体にサッと絡める。

次に、牡蠣を茹でて調理する際のポイントをご紹介します。

自宅で茹で牡蠣を美味しく調理するポイント

牡蠣をそのまま茹でてしまうと焼くときと同様、火が通るまでに、縮んでしまい、うまみが抜けてしまします。

それを防ぐために、次の方法がおすすめです。

ちょっとした下ごしらえでおいしさが変わりますよ。

  1. 牡蠣の下処理を前述の方法で行う
  2. ①の牡蠣に片栗粉をつける。まんべんなくまぶし、余計な粉は軽くはたいて落とす
  3. 鍋にお湯を沸かし、沸騰したお湯の中に牡蠣を入れる
  4. 10秒ほど茹でたら、引き上げ、冷水にとり、粗熱が取れたらすぐに水から出す

これで下ごしらえが終了です。

片栗粉のデンプンの膜で、水分と旨味が抜けるのを防いでくれます。

下準備した牡蠣をお鍋に入れたり、スープにしたり、その他、料理に使用して下さい。

殻付きの牡蠣の場合は、少量の水で蒸すとおいしく食べることができます。

殻が汚れている場合は、たわしで洗いましょう。

殻付きの牡蠣をそのままお鍋に敷き詰めます。

この時、牡蠣が重ならないように気を付けてください。後で、口が開いているかどうか確認しやすくするためです。

水を30㏄ほどまわしかけ、火にかけます。蓋をして、中火で5分蒸します。殻付き牡蠣の口が開いているのを確認して下さい。

口が開いていたら完成です。

蒸し牡蠣・茹で牡蠣を調理する際に火の通りをチェックする方法

牡蠣を蒸す場合、火が通る目安は、蒸気が上がった状態で蒸し始めて9分間、茹でる場合は、沸騰した状態に入れ3-5分間です。

牡蠣の大きさで火の通り方が変わってくるので、身が大きければ1-2分長く、火にかけてください。

身がぷっくりし、表面に弾力が出て、半透明だった身が白くはっきりしてくればOKです。

茹で牡蠣のおすすめレシピ①:牡蠣の酒蒸し

【材料2人分】

  • 牡蠣(むき身)         10個
  • 酒                         50㏄

調理の工程はこちらです。

  1. 牡蠣の下処理を行い、汚れを取る
  2. 下処理した牡蠣に、酒(分量外)をふりかけて10分ほどおいておく
  3. 水気を切って、フライパンに酒50㏄を入れて、沸騰させる
  4. 牡蠣を入れ、ふたをし、3-5分ほど加熱する

茹で牡蠣のおすすめレシピ②:牡蠣のおろし和え

【材料2人分】

  •  牡蠣(むき身)          200g
  •  大根                    100g
  •  青ネギ   1本
  •  ポン酢   適量

調理の工程はこちらです。

  1. 牡蠣の下処理を行い、汚れを取る
  2. 牡蠣に片栗粉をうすくまぶす
  3. 鍋にお湯を沸かし、沸騰したら、牡蠣を入れて3-5分間ゆでる
  4. 冷水にとり、粗熱が取れたら、水気を切り、冷蔵庫で冷やす
  5. 大根は皮をむいておろし、軽く水気を切る
  6. 青ネギは小口切りにしておく
  7. 冷えた牡蠣を器に盛り、大根おろしを乗せ、ポン酢をかけて、青ネギを散らせば完成

では、最後に、牡蠣を加熱調理する際の注意点をご紹介します。

加熱用の牡蠣を調理する際の注意点

牡蠣を食べる場合に、注意してほしいことは、食中毒です。

牡蠣には、ノロウイルスや腸炎ビブリオといったウイルスや細菌が含まれていることがあり、十分に加熱して食べないと、食中毒が起こります。

特に「加熱用」として売られている牡蠣は、食中毒の原因となるウイルスや細菌が含まれている可能性があるため、必ず加熱して食べましょう。

牡蠣を生のまま食べたい場合は、「生食用」として販売されているものを食べてください。これは、生食できるように、水質を検査している海域で育てられています。

まとめ

焼き牡蠣・蒸し牡蠣・茹で牡蠣など色々な食べ方を紹介しました。

お好きな食べ方が見つかったでしょうか。

どれも同じ牡蠣なのに一味違う牡蠣に仕上がります。

食中毒を防ぐために、しっかりと加熱時間は確認しましょう。

牡蠣のおいしい季節には自分だけの牡蠣料理を試してみてください。

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