おいしいけど当たると怖い牡蠣。
特に妊娠中は胎児への影響も気になるところですよね?
そこで、昭和48年より冷凍牡蠣を販売するカン喜が、
これらと合わせて最後に、妊婦さんにおすすめ簡単牡蠣レシピを紹介します。
海のミルクと言われている牡蠣ですが、実は、牡蠣には栄養がふんだんにはいっており、妊娠期にはとっておきたい栄養素も含まれています。
牡蠣に配合されている、妊娠期にとっておきたい成分をご紹介します。
牡蠣100g(約2個)に40㎍含まれています。
これは妊婦が1日に必要な葉酸の1/10程度の量です。
葉酸は妊娠初期に特に重要な働きをし、先天性異常を起こすリスクを減らしてくれます。
牡蠣に含まれる鉄分は、体内で吸収されやすいヘム鉄で、牡蠣100gに1.9㎎含まれています。
妊娠中期・後期は16.0㎎(18-29歳)、21.5㎎(30-49歳)の鉄分が必要です。
妊娠中は血液量が増え、血液を作る鉄分が不足するため鉄欠乏性貧血を起こしやすくなります。鉄分は不足しがちなので意識的に摂るように心がけましょう。
牡蠣100gの牡蠣に含まれる亜鉛は13.2㎎です。
妊婦が1日に必要な亜鉛摂取量は11㎎です。牡蠣を2個食べるだけで基準値をクリアすることができます。
亜鉛はたんぱく質の形成をする働きをするので、赤ちゃんが低身長や低体重になるリスクを減らすことができます。
牡蠣にはタウリンも多く含まれており、胆汁の生成や神経系の伝達、浸透圧の調整、疲労回復などの役割があり、滋養強壮や肝機能を高めてくれます。
また、炭水化物・たんぱく質・脂質の三大栄養素の代謝を行うビタミンB群も含まれます。
バランスのよい食事が必要な妊娠中の食事には、かかせない栄養素ですね。
その他、牡蠣の詳しい栄養素については、こちらのページもチェックしてみてください。
牡蠣を食べただけで胎児に影響が出ることはありません。
前述したように、牡蠣には妊娠中に積極的に摂取したい栄養素をたくさん含んでいます。
ただし、食べ方には注意が必要で、特に妊娠期は必ず加熱した牡蠣にしましょう。
牡蠣は食中毒が起こりうる可能性のある食材ですが、激しい下痢などが原因で子宮に負担がかかれば、早産や流産などといった胎児への影響もでてきますよ。
妊娠期にとっておきたい栄養素をふんだんに含んでいる牡蠣ですが、調理方法には十分に気をつけて食べるようしましょう。
牡蠣は食中毒の原因となるノロウイルスを含んでいる可能性があります。
中心部までしっかりと火を通し、ノロウイルスを死滅させる必要があります。
ノロウイルスの死滅には、85-90℃の温度で90秒以上の加熱が必要です。
ですので、生食は絶対に避け、必ず中心部まで加熱して食べてください。
牡蠣の中まで火が通っているかの判断は難しいですが、下記の方法で確認しましょう。
こちらで判断してから、食べることを心がけましょう。
牡蠣フライとは違い、牡蠣をそのまま調理する場合は、加熱すると見た目にも違いが現れます。
もちろん、牡蠣フライで紹介した方法通り、中心部の加熱状態を確認することが重要です。
牡蠣は電子レンジで手軽に調理できます。
耐熱容器に牡蠣を並べ、ふんわりとラップをし、600wで約3分間、加熱すればOKです。
お使いの電子レンジによって多少異なりますので、加熱が不十分にならないように注意して、加熱時間を増やしてください。
こちらのページで電子レンジで調理するポイントや注意点をまとめているので、ご覧ください。
妊娠期におすすめの牡蠣料理は、スープやお鍋に使用することです。
スープやお鍋での加熱は、牡蠣の中心部までしっかりと加熱しやすく、また、牡蠣に含まれている水分に溶け出てしまう水溶性の栄養も丸ごと摂取できるからです。
牡蠣を選ぶ際は、市販の牡蠣を選びましょう。
牡蠣には、ノロウイルス以外にも、貝毒という食中毒の原因菌が含まれます。
スーパーなどでは、貝毒の検査をクリアしたものが販売されていますので安心して購入できますよ。
また、冷凍されている牡蠣もおすすめです。
調理もしやすく、鮮度がいい状態のものが冷凍されているため、いつでもおいしく食べることができますよ!
こちらのページでは鮮度が高い状態で冷凍している冷凍牡蠣を販売しているので、よければチェックしてみてください。
それでは、ここから妊娠中におすすめの牡蠣レシピを3つご紹介します。
【材料2人分】
【作り方】
【材料2人分】
【作り方】
【材料2人分】
【作り方】
こちらのページで牡蠣をさらに美味しく調理する方法をまとめているので、合わせてこちらもご覧ください。
牡蠣を美味しく調理する方法!火の通りや茹でる時間、おいしい焼き方
栄養価の高い牡蠣ですが、食べ過ぎは禁物です。
牡蠣には貝毒が含まれており、食べ過ぎると下痢を引き起こします。
加熱に強く加熱してもなくならない貝毒ですが、市販されている牡蠣は貝毒の検査値をクリアした牡蠣が販売されています。
食べる量に注意しましょう。
妊娠中に限らず牡蠣を5個以上食べると、貝毒による下痢などの症状が起こりやすくなります。1日2-3個程度までにしておきましょう。
牡蠣小屋の食べ放題はお勧めできません。
妊娠中に牡蠣を食べすぎることはよくないですし、お店での牡蠣の加熱状況はわかりません。
生カキの取り扱いもあるでしょうし、中心部まで加熱せずに食するメニューもあるかと思います。
それらの観点から、妊娠中に牡蠣小屋の食べ放題にいくことはおすすめしません。
下痢や嘔吐があると、急激に水分がなくなります。
脱水にならないように吐き気が止まったら水分を補給してください。体内へ必要な成分を補給しやすい経口補水液がおすすめです。
嘔吐や下痢は体内に侵入したウイルスを排出している状態なので、下痢止めや吐き気止めを飲む必要はありません。
症状がおさまったら、念のため病院を受診して体調を整えましょう。
牡蠣に当たってしまった場合の対策方法については、詳しくこちらのページでまとめているので、参考にしてみてください。
牡蠣にあたるとどういう症状になる??調理する際のポイントと当たった時の対策方法
栄養価が高い牡蠣は妊婦にとって手軽に栄養が摂れるとてもうれしい食材です。しかし、食べすぎや加熱不足があると食中毒が起こりうる可能性があります。
食べる量を調整し、しっかりと中心部まで加熱して食べるようにしましょう。
こちらのページではお得な送料無料パッケージをご用意しておりますので、是非一度ご覧ください。