牡蠣は400gで何人前?100gあたりの栄養素とカロリーは高いのか?

冷凍牡蠣1袋あたり400gと記載されているが、どれくらいの量なのか検討がつかない方も多いでしょう。そこで、

  • 400gは大体何粒なのか?
  • 1つの牡蠣レシピでどれくらいの量使用するのか?
  • 100gあたりの牡蠣の栄養素

について、まとめてみました!

牡蠣は400gあたり何個入っている?

牡蠣には大きさのグレードがあり、それぞれの大きさで入っている量は変わります

  • M 45-55粒
  • L 35-45粒
  • 2L 25-35粒
  • 3L 23-27粒

購入する冷凍牡蠣に大きさが記載されているので、そちらを参考に何粒入っているか確認しましょう。

成人男性一人前で大体何gほど牡蠣を食べる?

レシピで使用する際、1人前で何gほど使用するのが一般的なのか?

結論から言うと、メニューによりますが“1人100gくらいが適量だと思われます。

牡蠣に豊富な亜鉛は、体に必要なミネラルですが、日本人の食事摂取基準(2020年版)において、上限量が定められています。

ですので、亜鉛の摂取量を目安に牡蠣の適量を考えたいと思います。

亜鉛の上限量は

  • 成人男性が40-45㎎/日
  • 成人女性が30-35㎎/日

です。

また、

亜鉛の推奨量は、

  • 男性で10-11㎎/日
  • 女性で8㎎/日

です。

生牡蠣100g当たり亜鉛は14.5㎎含まれているため、一日の食事で亜鉛の推奨量を満たしていると仮定すると、男性で牡蠣200g、女性で150gを食べると亜鉛の上限量に近づいてしまいます。

1個15gであれば、男性で13個、女性で10個ですね。

牡蠣200gとなると男性でも食べるには中々多い量だと思われます。

ボリュームを目安にすると主菜に使用しても、100gくらいが適量だと思いますので、栄養の面でも問題なく食べることができます。

ちなみに、トレーニングしている人にも牡蠣はおすすめですよ!

筋トレするなら牡蠣がおすすめ!栄養素と牡蠣を使った簡単レシピも紹介

牡蠣100gあたりの栄養は?

七訂日本食品標準成分表より牡蠣の栄養成分量を見てみましょう。

牡蠣(養殖)の可食部100g当たりの成分です。

エネルギー 60kcal
水分 85.0g
たんぱく質 6.6g
脂質 1.4g
炭水化物 4.7g
灰分 2.3g
飽和脂肪酸 0.23g
不飽和脂肪酸 0.50g
コレステロール 51㎎
食物繊維 0g
レチノール 22㎍
ビタミンB12 28.1㎍
ビタミンE 1.2㎎
ビタミンB1 0.04㎎
ビタミンB2 0.14㎎
ナイアシン 1.4㎎
ビタミンB6 0.08㎎
葉酸 40㎍
パントテン酸 0.59㎎
ビタミンC 3mg
ナトリウム 520㎎
カリウム 190㎎
カルシウム 88㎎
マグネシウム 74㎎
リン 100㎎
1.9㎎

牡蠣はビタミンB1・B2・B12などのビタミン類や、亜鉛・鉄などのミネラル、アミノ酸、タウリン、グリコーゲンなどの機能性成分を豊富に含んでいる食材です。

肝機能を助け、疲労回復効果や貧血予防、コレステロールの上昇を抑える、味覚障害の予防にも役立ちます。

牡蠣は栄養抜群!栄養をきちんと摂取できる調理方法も紹介

牡蠣100gあたりのカロリー。実は超ヘルシー食材

牡蠣100gあたりのカロリーは60kcalです。

他の貝類と比べてみると、

  • ホタテ貝柱88kcal
  • アワビ73kcal
  • サザエ89kcal

これらの貝と比較しても牡蠣のカロリーはやや低めです。

ちなみに、

他の食材で100g当たりのカロリーは

  • ごはん168kcal
  • 豚もも肉183kca
  • 鶏ささみ105kcal
  • さば202kcal
  • さけ133kcal

であり、牡蠣のカロリーが低いことがわかりますね。

また、牡蠣と同じくらいのカロリーの食品は

  • 絹ごし豆腐56kcal
  • 無糖ヨーグルト62kcal
  • バナナ51kcal

で、一般的にもカロリーが高くないと思われる食品と同じくらいです。

では、ここからは牡蠣の平均的な摂取量を元にしたレシピを3つご紹介します。

牡蠣のサイズにより個数は変わりますので、牡蠣レシピでは、“重量(g)”で表記しています。

牡蠣鍋レシピ

【材料2人前】

  • 牡蠣(むき身) 200g
  • 豆腐 1丁
  • 白菜 1/8個
  • 椎茸 4個
  • 長ネギ 1本
  • 糸こんにゃく 1パック
  • だし汁 3カップ
  • 合わせみそ 味噌80g・みりん大さじ1・酒大さじ1

【作り方】

  1. 牡蠣は下処理を行う。
  2. 豆腐は一口大に、白菜は2㎝幅のそぎ切りに、白ねぎは1㎝幅の斜め切り、椎茸は石づきを取って半分に切る。糸こんにゃくはさっと洗っておく。合わせみその材料はよく混ぜ合わせておく。
  3. 鍋にだし汁・合わせみそを入れ、火にかける。煮立ったら、具材を順番に加え、八分ほど火が通ったら、牡蠣を入れ、3-5分ほど煮込んだら完成。

牡蠣の野菜炒めレシピ

【材料2人前】

  • 牡蠣(むき身) 100g
  • 片栗粉 大さじ1
  • キャベツ 1/8個
  • しめじ茸  1/2パック
  • 長ネギ  1/2本
  • サラダ油 大さじ1
  • オイスターソース 大さじ1.5
  • 酒 大さじ1

【作り方】

  1. 牡蠣は下処理を行い、キッチンペーパーで水気をよくふき取り、片栗粉をまぶしておく。
  2. キャベツは2㎝の角切り、しめじ茸は石づきを取って小房にわける、長ネギは斜めの半月切りにしておく。
  3. フライパンに油を熱し、牡蠣を入れて両面焼き色がつくまで焼き、いったん取り出す。
  4. 同じフライパンに、キャベツ・しめじ茸・長ネギを入れてしんなりしたら、牡蠣を戻し入れ、調味料を加えて炒め合わせる。

牡蠣フライレシピ

【材料2人前】

  • 牡蠣(むき身) 200g
  • 生パン粉 40g
  • 溶き卵  1/2個
  • 塩適量
  • 小麦粉 適量
  • 揚げ油 適量

【作り方】

  1. ボウルにうすい塩水をたっぷりつくり、かきを洗う。
  2. ざるにあげて水気を切り、ペーパーで丁寧にふき取る。
  3. かきに小麦粉をまぶし、溶き卵にくぐらせ、パン粉をまぶしつける。
  4. 鍋に揚げ油を1㎝深さまで入れ、170℃くらいまで温め(菜箸を入れて箸先から泡が出るくらい)、かきを1つずつ入れて返しながら揚げる。
  5. こんがり色づき、衣がカリッとなったら引き上げる。

冷凍牡蠣を使ったおいしいカキフライレシピはこちらでまとめているので、ご覧ください。

冷凍牡蠣を使ったおいしい牡蠣フライの作り方と注意点

冷凍牡蠣を調理する際のポイント

冷凍牡蠣をそのまま調理すると、中心部に火が通るまで時間がかかり、結果的に炒めすぎたり、煮込みすぎたりすることになります。ですので、半解凍してから、調理しましょう。

完全に解凍すると、うまみが流出してしまうので、半解凍がベストです。

食中毒を起こさないように、中心部まで火を通すことが重要です。

牡蠣にあたるとどういう症状になる??調理する際のポイントと当たった時の対策方法

牡蠣を美味しく調理する方法!火の通りや茹でる時間、おいしい焼き方

まとめ

牡蠣は「海のミルク」と呼ばれるように、非常に栄養価の高い食品です。

美味しいのでついついたくさん食べたくなってしまいますよね。

もちろん、一日ちょっと食べすぎたからといって、病気になるわけではありませんが、適量を守って食べすぎに注意しましょう。

牡蠣の1粒の大きさも様々ですので、レシピを参考に適量を見つけてください。

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