このページでは、冷凍牡蠣を調理するポイントと簡単でおいしいレシピを紹介します。
牡蠣の食中毒の原因となるノロウイルスは冷凍しても死滅しません。
そのため、冷凍牡蠣を解凍し、そのまま生食することは避け必ず加熱してから食べましょう。
厚生労働省で推奨されている安全な加熱基準は、ノロウイルスの場合、
中心部の温度が85-90℃に達した状態で、90秒以上の加熱です。
以下、牡蠣の加熱法方別の調理時間の目安を紹介します。
表裏、中火で5分ずつ、計10分間
180℃の油で4-5分間
蒸気が上がった状態で蒸し始めて9分間
沸騰した状態に入れ3-5分間
200℃に余熱してから5-10分間
冷凍牡蠣は電子レンジでもとても簡単に調理することができます。こちらのページで電子レンジで調理するポイントや注意点をまとめているので、ご覧ください。
牡蠣の大きさで、加熱時間は前後します。
大きな牡蠣を調理する場合は、1-2分長めに加熱してください。
また、揚げる場合や、茹でる場合はたくさんの量を入れると油の温度やお湯の温度が下がってしまいますので、注意してください。
ベストな加熱時間や火の通りを確認する方法は、こちらのページでまとめているので、合わせてご覧ください。
冷凍牡蠣の解凍は、流水で45秒~1分くらいを目安にしてください。
中まで完全に解凍するわけではなく、表面の氷が溶ければOKです。
解凍しすぎると旨味が逃げてしまいますので半解凍がポイントです。
意外とすぐに解凍できますよ。
炒め物や揚げ物をする場合は、解凍した牡蠣をキッチンペーパーでしっかり水気をふき取りましょう。
水分が残っていると、仕上がりが水っぽくなりますし、炒め物や揚げ物をする場合、油がはねて危険なので、余分な水分は必ずふき取りましょう。
ちなみに、お鍋やスープで茹でる場合は、旨味が凝縮されているので、水分をふき取らなくても大丈夫です。
冷凍牡蠣を調理する場合は、
の順で行ってください。
解凍方法は、前述のとおり、45秒~1分ほど流水にかけましょう。
その後の下処理は、牡蠣の汚れを落とすため、片栗粉をまぶし、優しくもみ洗いするか、塩水につけてもみ洗いをしてください。
そして、キッチンペーパーで余分な水分をふき取りましょう。
冷凍牡蠣を使って、おいしく調理するポイントは、料理別に異なります。
では、それぞれの料理別に美味しく調理するポイントをご紹介します。
下処理した牡蠣に片栗粉をうすくまぶしてから炒めることで、うまみを閉じ込めることができます。
片栗粉をまぶしてから、熱湯で10秒ほど茹でて冷水にとりましょう。身がプリッとなって、食感もよく、身が縮みにくくなります。
その他にも、お酒に漬けておく方法もあります。
牡蠣を半解凍させた状態で、お酒に30分ほど漬けておくと、臭みを抑えることができ、身がふっくらとなります。
また、加熱しても縮みにくくなるのでおすすめですよ。
そのほか、牡蠣を美味しく調理するポイントはこちらで詳しく紹介しているので、合わせてご覧ください。
牡蠣を美味しく調理する方法!火の通りや茹でる時間、おいしい焼き方
では、これらポイントを踏まえた上で、冷凍牡蠣を使って簡単にできるレシピをご紹介します!
【材料2人前】
【作り方】
【材料2人分】
【作り方】
【材料2人前】
【作り方】
冷凍した牡蠣でもしっかりと栄養は摂取できます。
しかし、栄養素には、水溶性といって水に溶けやすい性質のビタミンやミネラルがあるので、その点は要注意。
解凍しすぎると、栄養素が一緒に流れ出てしまいますので、半解凍を心掛けましょう。
お鍋やスープに入れると、溶け出した栄養素も全部摂取することもできますよ!
冷凍牡蠣でも摂取できる栄養素については、こちらのページでまとめているので、合わせてご覧ください。
牡蠣に豊富に含まれる亜鉛は妊活中にもおすすめしたい成分です。こちらのページでその理由についてご紹介しています!
●牡蠣は妊活中の旦那さんにおすすめな理由!?何日前にどれくらい食べるべき?
牡蠣は栄養価が高く、味覚の発達に必要な亜鉛を多く含みます。
お子さんにも食べさせてあげたいと思うことでしょうが、小さなお子さんに与える場合は注意が必要です。
牡蠣はほかの貝類よりも柔らかく消化がいいので、生後9-11か月ごろの離乳期から与えることは可能です。
しかし、鮮度が落ちていたり、加熱処理が不十分なものを食べてしまうと、大人同様、食中毒を起こします。
ですので、免疫力が低い乳児のうちは、無理に食べさせる必要はありません。
体力や免疫力がついてくる2歳ごろを目安に少量ずつ牡蠣を食べてみてもいいでしょう。
牡蠣は子どもの成長に欠かせない栄養素も満タンです!
子どもでも食べやすい牡蠣レシピをまとめているので、ご覧ください。
もう一つ心配なことは、アレルギーです。
牡蠣も食物アレルギーを引き起こす原因となりますので、初めて食べるときは、牡蠣そのものではなく、スープやシチューなどで牡蠣から出るエキスを試してみてください。
万が一当たってしまった場合の対策はこちらでまとめているので、よければご覧ください。
牡蠣にあたるとどういう症状になる??調理する際のポイントと当たった時の対策方法
子どもの成長に必要なビタミンやミネラルを多く含む牡蠣。
いつでもおいしく食べるには、新鮮な状態で冷凍された牡蠣を使うと手軽で便利ですね。
必要な時に、必要な分だけ食べられるので、ぜひ活用してください。
一見、難しそうな牡蠣料理ですが、手順を覚えれば意外と簡単にできますよ。
牡蠣の加熱には十分に注意しながら、美味しくいただきましょう。
こちらのページではお得な送料無料パッケージをご用意しておりますので、是非一度ご覧ください。